Sky Blue
第3章 出逢い
彼女達の助言がなくても泉の無実は明白だった。
「知らせてくれて助かった。もうすぐ授業が始まるから後はこっちに任せて早く教室に入りなさい。」
案の定講師も、“判っている”とでも言うように頷き、彼女達を授業へ行くよう促した。
「九条も…後は任せて授業行っていいぞ。
取り敢えず長尾、今日は一先ず帰った方が―――」
「出ます。」
ゆっくりと顔を上げた長尾の眼は泉を捕らえた。
その瞳は鋭く光り、怒りに満ちているように見えるのは気のせいだろうか…。そして声を発することなく、口だけを動かし、こう告げた………
“覚えてろ”
今まで幾度となく謂れ無い敵意を向けられることはあったが、長尾の場合は敵意と言うより恨みと言った方が正しいのかもしれない……怨言もいいとこだ。
「大丈夫か…九条?怪我とかしてないだろうな?」
長尾の後ろ姿が建物に消えるのを見届け、講師は改めて泉に確認をとった。
「はい…大丈夫です」
「しかし何考えてるんだ、長尾の奴……
九条も災難だったな。
このことは学校にも報告しなければならないから…事情聴取として呼び出されたりしたらまた頼む。」
長尾の生徒会の仕事といいもういい加減うんざりだ。もう直ぐ修学旅行だってあるのに、これ以上問題を起こしたら長尾は自由行動を制限されることになりかねない。最悪自宅謹慎だ。
「まぁ長尾も相当ショックだったんだろうな、順位落としたこと……
九条も学校側から事実と違うこと言われたらちゃんと言うんだぞ。九条の言うことなら信じるだろうから」
やる気の問題は別にして、泉は自分でも気付かないうちに優等生いう役柄に枠に見事なまでにはまっていた。
自分で意識してなろうとした訳ではないのに……それ故教師からの信頼も厚い。
だからこんなつまらない騒ぎで、その信頼を失うつもりはないし、下手に真相を明かさずとも、信じてもらえる自信はあるのだ。
「知らせてくれて助かった。もうすぐ授業が始まるから後はこっちに任せて早く教室に入りなさい。」
案の定講師も、“判っている”とでも言うように頷き、彼女達を授業へ行くよう促した。
「九条も…後は任せて授業行っていいぞ。
取り敢えず長尾、今日は一先ず帰った方が―――」
「出ます。」
ゆっくりと顔を上げた長尾の眼は泉を捕らえた。
その瞳は鋭く光り、怒りに満ちているように見えるのは気のせいだろうか…。そして声を発することなく、口だけを動かし、こう告げた………
“覚えてろ”
今まで幾度となく謂れ無い敵意を向けられることはあったが、長尾の場合は敵意と言うより恨みと言った方が正しいのかもしれない……怨言もいいとこだ。
「大丈夫か…九条?怪我とかしてないだろうな?」
長尾の後ろ姿が建物に消えるのを見届け、講師は改めて泉に確認をとった。
「はい…大丈夫です」
「しかし何考えてるんだ、長尾の奴……
九条も災難だったな。
このことは学校にも報告しなければならないから…事情聴取として呼び出されたりしたらまた頼む。」
長尾の生徒会の仕事といいもういい加減うんざりだ。もう直ぐ修学旅行だってあるのに、これ以上問題を起こしたら長尾は自由行動を制限されることになりかねない。最悪自宅謹慎だ。
「まぁ長尾も相当ショックだったんだろうな、順位落としたこと……
九条も学校側から事実と違うこと言われたらちゃんと言うんだぞ。九条の言うことなら信じるだろうから」
やる気の問題は別にして、泉は自分でも気付かないうちに優等生いう役柄に枠に見事なまでにはまっていた。
自分で意識してなろうとした訳ではないのに……それ故教師からの信頼も厚い。
だからこんなつまらない騒ぎで、その信頼を失うつもりはないし、下手に真相を明かさずとも、信じてもらえる自信はあるのだ。
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