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Sky Blue

第6章 ガラスザイク

「オレは否定しねぇよ?」

「………。」

「カズの気持ち知ってんの?」

黙秘を決め込んだようだったが、諦めたのかその口を開く。


「…言えねぇ」

「何で?」




「カズいる!?」


その声とともに近付いて来た人物に永斗とカズは思わず、口を開けたまま固まってしまった。

今話しの話題となっている、幼馴染のハルキが突然現れたのだから動揺するもの無理はない。


「何々?そんな間抜けな顔しちゃって。」


3年生であるハルキが、わざわざ上の階から降りてくるなんて…

「な、何の用だよ」

カズの動揺にハルキは気付いたようだった。


「さてはオレの悪口でも言ってたな?
コイツ何言ってた?名取くん。」


「あ、いや別に……」

何でもないです、と答えようとした永斗の眼に耳まで赤くしたカズが目に入る。


「――――カズの恋の相談にのってたんです」


永斗の思いもよらない発言に、カズは目を見開き更に固まってしまっている。先程の仕返しと言わんばかりに永斗はカズを見て、な?と同意を求めた。



「カズの?

へぇ~遂に本命が?」

ハルキはからかうような口調だが心なしか嬉しそうだ。

「やっと遊ぶのやめたのか、お前。」

「―――ハルキに言われたくねぇよ…」

やっと口を開いたカズは抗議の声を上げる。

「お前と一緒にしないで欲しいな?
オレ浮気とかはしないから。
それに別れたから新しい恋人を探して何か悪いことでもある?」


ハルキは後を引き摺らないサッパリした性格の持ち主だ。別れたからといって凹む姿をカズは見たことがなかった。そんな暇があったら新しい恋を探す前向きなタイプなのだ。


「ってか今からその人と会う予定なんだ。
カズ、悪いけどオレの荷物家に届けてくれない?」

そう言うと手に持っていた鞄以外の荷物をカズに手渡した。ハルキは美術館部で活動している為、絵の具などの絵描き道具をいつも持ち歩いている。今日これからのデートにそれらは邪魔だと言う訳だ。

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