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Sky Blue

第6章 ガラスザイク

ハルキとカズは家が近所と言うこともあり、小さい頃からの付き合いだからこそ、こんな図々しい頼み事も出来るようだった。

「面倒臭。」
「勉強みてやるから


後、恋の相談にものってやるよ、また詳しく聞かせてな?」

そう言い残すと、ハルキは笑顔を向け、何事もなかったかのように教室を後にした。

“これから”ということは、授業もサボるつもりなのだろう、なんてぼんやり考えていると、カズはあからさまに溜め息を吐く。


「ってかてめぇ!」
「成る程、アレじゃ言えない訳だ」


カズがハルキのことを幼馴染で、ただの友達だと言うのが頷ける。
ハルキは、先輩だろ?、などとカズの友達発言を訂正するが、どうやらカズはそう言い表すことで、飽く迄も二人の関係は“トモダチ”で、それ以上でもそれ以下でもないと自分に言い聞かせているようだ。


「何であんなコトっ……」
「ホントのことだろ?」

「…だからってなぁ!」
「認めたな?」

ニヤリと笑う永斗にしまった、とでも言いたげに口を抑えるカズが可笑しくて、声を上げて笑ってしまった。


「このヤロ……」

相変わらずカズの顔は赤いままだ。普段人をからかい楽しんでいるカズに、ここぞとばかりに攻撃を仕掛けた永斗だったが、真剣なカズに、向き直る。


「大丈夫だって!誰にも言わねぇよ、オレ」
「どーだか。」

完全にふて腐れたカズはこっちを見ようとしない。


「カズ、さっき言ったよな?どう思うかって…

正直誰かを本気で好きになるなんて、そんな気持ちよくわからない…

だからちゃんと考えるよ、その答え。


って言ってもオレなりの、だけどいいよな?別に正解とかねぇし」





「………――――じゃぁ

オレもそーする。」


「「ふ……」」


思わず顔を見合わせて噴き出す。

何言ってんだオレら、
こんな話しをする柄でないこと位お互いよく判っている。

だがその表情で真剣なのは何となく感じ取ることが出来た。

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