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Sky Blue

第7章 解放区

たまに通り抜ける風すらも、熱を含んでいるかのようだ。汗をかいた肌に制服が纏わり付く。
いくらカッターシャツとはいえ畏まった格好に変わりない。




「嘘吐くなよ。
自分の気持ちに。


――――見えなくなるぞ。自分を偽り続けてると……



オレが言いたいのはそれだけだ」


「ナ……」
「カズー!!何話してるの~?」
「お前らさっさと来いよ!!」

なかなか来ない二人に痺れを切らしたのか、少し離れた所で口々に叫び始めたメンバー達。
阻まれた二人の会話はここで終わりを告げた。

気が付けば残り時間も僅かだ。みんなの声に促されるようにして、早足でメンバーの元へと向かった。




「よし!全員揃ったな。名取プリントを回収してくれ」

プリントを回収すると共に人数を確認する。これで昼食に有り付けるとの期待はアッサリと裏切られた。
修学旅行ではお馴染みの記念撮影をすると言うのだ。こればかりはお約束だから諦めもつくが、どうやら順番待ちをしなければならないようだった。
永斗達の学校、恒蘭学園以外もこの観光名所で記念撮影をするらしく時間が重なってしまったようで、これには教師達も少しばかり戸惑っているようだ。


チラホラ違う制服が目に入る。どの学校も夏服である為どこの学校で、何校いるのかを見分けるのが困難に思えたが、学校独自が醸し出す独特の雰囲気で判断する方が見た目よりも判り易い。
勿論様々な県から来ている為、初めて見る制服が殆どだが。


しかし炎天下での、いつになるか判らない順番待ちは気力と体力をどんどん奪っていく。しかもこの密集した中だ…生徒達から抗議の声があったが、それすら徐々になくなっていった。

カズの隣に腰を降ろすと、カズは待っていたかのように口を開く。

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