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遠い幼なじみ

第4章 仮入部

「………」


圭「………」








康「集合、初めるぞー」








結局、圭ちゃんは無理やりやらされる事になった。











康「今日は仮入部生もいるからな。気合い入れてやるぞ!」





全「おー!!」





陸上部の先輩達が元気に返事した。









「陸上部ってこんな熱血なの?」





沙「ね(笑)」







浩「みんなこの部活好きだからね」





沙希にこそっと言うと、隣にいた先輩が答えた。



また聞こえてましたか……







浩「足が遅い人も自分に自信がもてるように、部員達でお互い高めあってきたんだ。


だから大きな大会に出たり、区陸に出れたり…、ここまで来れたんだよ。



それが菊高の陸上の良い所なんだ」





「へえ……」












……どうしよう。









折角いいこと言ってんのに、先輩が格好よすぎて集中できない…!






沙「ちょっとみっちゃん聞いてますぅー??」



「きっ、聞いてるよ!!」




察したのか、沙希が肘でツンツンしてくる。









康「じゃあ早速100はかるぞー。



仮入部も計るから身体ならしとけよ」





三人「「「はい」」」

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