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遠い幼なじみ

第8章 適わぬ人

?「こーーたろーーー!!!」











ボスッ






浩「わっ」






「ぬぇっ?」











――刹那、何か物体が先輩に飛び付くと共に先輩がよろめく。





私は夜目を凝らした。










先輩の背中には、可愛いってより、綺麗って表現が似合いそうな女の人がぴったり寄り添っていた。








この人、どっかで見たことあるな………







先輩が振り返ると、ぱっちりした目元が、更に大きくなった。












浩「静流!!?」









……しずる??






もう一度、女の人を見つめる。













……思い出した!




確か入学式、生徒会の役員として紹介されてた人だ。




3年……だったかな?












まあそれはいいとして、










―――どうして、先輩に抱き付いてるの…?










もしかして、この人が………





私の背筋に、冷たい物が走った。

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