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遠い幼なじみ

第8章 適わぬ人

静「浩太郎っぽい人がいたから走ってきちゃった」




浩「アホ。俺だったからいいけど、知らねー奴だったらどうすんの?




俺の“彼女”って自覚、ちゃんともてよなー」











…………ああ、





やっぱり、この人が…先輩の彼女さんだ。








今一番会いたくなかったな…












静「ごめんごめん(笑)







……で、さっきから気になってたんだけど……」




ドキンッ



静流先輩が、私を見た。







静「あなたって………」





ちょっと、ヤバい展開?













静「浩太郎の妹さん?」









「.....え?」













浩「ああ、違うよ。この子は俺の後輩の青島美桜ちゃん。」











さっきから、胸がズキズキと痛む。





ここにいたくない………







なのに、全身の筋肉が固まったように、足がすくんで動けない。

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