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遠い幼なじみ

第9章 初・部活

侑「面を持って整列!」




竹刀の手入れをしていると、部長さんの声がかかった。



面と籠手を持って、絢先輩についていく。


私の横に圭ちゃんが座った。













侑「面つけ!」





黙想が終わって、部長の声でみんな一斉に手ぬぐいに手をかける。





私も手ぬぐいに手を伸ばしたその時、







コンッ










…あ。







私と圭ちゃんの間が狭かったのか、指が当たって圭ちゃんの面が倒れた。









圭「……ッチ」









………なっ










こやつ、今舌打ちしたぜ?したよな??





隣で絢先輩がクスッと笑う。







笑えないし……





この前は一緒に授業サボったりしたのに……、ほんっと男子って分からない!!

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