妹えっち!
第14章 好きだから
璃乃は無言で料理長のように手際よく夕飯の支度をしていた
気まずい―…
お兄ちゃんはバイトがなく居間のソファーで寝転がっている
朝のあれの今で
何を喋ればいいのかわからない
でも、弱みを見せたら駄目だと思った
「…できたよ」
「おぉ、美味そうだな」
私はできる限りシカトした
次第にお兄ちゃんも喋らなくなり痛いくらいの沈黙が漂った
お兄ちゃんは食べ終わって
さっさと二階に行ってしまった
(どうしよ…お風呂沸いてるよって言い損ねちゃった…)
とりあえず食器洗って
一段落して居間でテレビ見てた
しばらく経ってもお兄ちゃんは一向に下りてくる気配がなく、仕方ないから私が先に入ろうと思い、着替えを用意して入浴に向かった