妹えっち!
第5章 離れる兄妹
…コンコン
峰斗の部屋をノックして開ける
「お兄ちゃんお風呂沸いたよ」
「俺は一段落したら入る
璃乃、先入れよ」
「あ、あのね」
璃乃は真っ赤になって言う
きっかけがほしかった
「い、一緒に入ろうよ」
わかったのは今まで自分がいかにお兄ちゃんっ子だったかって事だ
失ってわかる大きさ
自分が寂しくないよう、どれだけ兄が愛情を注いでくれていたかを改めて気づかされた
寂しくて胸が押し潰されてしそうだった璃乃は、それを取り戻そうと躍起になっていた
「ガスも電気ももったいないよ」
「子供じゃないんだから
風呂くらいひとりで入れよ」
冷たく拒絶されて
思う以上に胸が苦しくなった
「ぁ――で、でも…さ…」
「お前だって女の子だろ?
裸見られたらやだろ?」
「そ、それは…」
峰斗は璃乃に近づいた
急に寄られて璃乃はドキっとする
「それともなに?
今度はおけけの生えたココをじっくり見せてくれんの?」
「っ…///」
璃乃は下を向いて赤くなる
発育が始まり、自身の裸に対して強い羞恥心を覚えていた
「なに赤くなってんだよ
そんな気もねぇくせに
適当こいてんじゃねぇよ
ていうか勉強の邪魔だから」
璃乃は泣きそうになって見上げ
それからすごすご引き返した