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妹えっち!

第9章 初体験







 ランチを食べず
 代わりに食材を買い込み、哲平の家にお邪魔した

 がらんとした空気があり
 途端に緊張が増してくる

 どうしよ…
 のこのこ来ちゃったけど
 Hを誘われたのかもと思うと
 今更ながら赤くなる



 しちゃうのかな…
 まさかね、違うよね…?
 休みだし両親だっていると思うし…



「…おうちの人は?」
「どっちだと思う?」
「………」
「ごめん、いないんだ」



 カレシの家の玄関で
 ちゅっとキスする

 キスだけなら
 学校や下校途中で
 何回もしている

 手を握りながらキスしたり
 電柱の影に隠れてキスしたり



「不意打ちはずるいよ…」
「ごめん、でも」



 もう一度唇が触れた
 優しいキスだったのが
 急に深いキスになる

 舌が絡まり合った
 なんとも言えない感覚に
 へその下の辺りがキュンとなる



「璃乃ってさ
ぶっちゃけキス好きでしょ?」
「…えっ」
「なんかしたあと
いつもえっちな顔してる」
「し、してないよ」
「気持ちよさそーに…」



 またキスされる

 舌が絡まるたびに
 クチュクチュ、と鳴る

 おなかの下に熱が溜まって
 身を任せてしまう
 いつもより深くてえっち…
 哲平の顔がまともに見れない



「…まずはご飯食べよ」
 哲平の顔が火照っている



 まずは…
 そんな気持ちが先走った言い方にこっちも意識してしまう
 その先は聞かなくてもわかる



 私…今日初えっちしちゃうんだ…



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