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第4章 二ヶ月前





ガチャ……



誰か入ってきた。

あぁ……
もう終わりなのか…


恐さと絶望感に、どうにかバレ無いようにという気持ちが入り交じりながらも誰なのかが、気になってしょうがない。


隠れて気が付いたが、外は青空が全く見えないぐらい雲っていたのと、万が一母が隣のバルコニーから出て来たら、私の姿はもう丸見えだ。

どうか……

どうか…
カーテンを捲らないで、バルコニーへ出て来ないでと、祈るしかない。



そんな思いが少し叶ったのか、カーテンを開けずに電気をつける音がした。



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