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第4章 二ヶ月前




結局
この部屋からはアルバムしか見付からなかった。



安心したのと、ここまで来て何も見付からないのが、入り交じって何とも言えない気持ちになりながら、恐る恐る廊下に出ては部屋に戻る途中、民江が踊り場の大きな柱時計のネジを回しては、ため息を出していた。



このまま通りすぎようとしたが、気になってしまい、声をかけてしまった。



まぁ、
台所に戻って、飲み物を飲もうとしていたことにしよう。



窓から、
宮本が庭の手入れをしているのが見えた。


あいにく宮本は外にいる。



民江は何かを諦めたかねように、寂しそうに、じっと時計を見ていた。



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