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第2章 三年前





薬を手配するのも、食料を調達するのも全て宮本か民江がしていた。



私のうつ病は全く良くなることもなく、病状は何年もそのままでいつも体がだるくては、頭痛に悩まされた。




娘の調子が悪いというのに母は同じ家に住みながらも、いつも何処にいるのか分からい。



日常茶飯事だ。




お父様は土地と銅線業で、お国の復興の為に東京へ行き交通や建物の近代化で暇無しで家には全く帰れなかった。



こんなに待ち遠しいのに…。



お父様だけは信用出来る。


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