
私
第14章 9:00:00
チュン……
チュン…チュン……
チュンチュン……
窓の外から
小鳥の囀ずりが聞こえてくる……
「ま…眩しい……」
日差しの光が刺すように私の顔を照らす……
朝だわ……
私は一体何をしていたのかしら?
私のお母様は出て行って、母はお母様が殺したのよ。
でも、このことは秘密にして置かないと……私がお母様を庇ってあげないとお母様の居場所が無くなる。
お母様を逃がさないとね。
「クスクス……」
私は百合子なのよ。
そう私はお母様に逃げられた病気持ちの可哀想な娘……
この人は
お母様とぶつかってノイローゼだったの!
お互いノイローゼなのよ。
