テキストサイズ

第14章 9:00:00





私はお父様が写っているアルバムを取って、この部屋を後にした。


あの人が大切にしていた、このアルバムを少しでも手元に置いておくのが嫌ったのと同時に後で処分しようと決めたが、お父様の笑顔の写真があるので、捨てる事が出来ず、隣の部屋の引き出しに臨時に入れたつもりだった。



もうそろそろ、
使用人がやって来る。
雨も止んでいて、晴れているから時間通り来るだろう。



私は辺りを掃除しては、お出迎え出来る服装に着替えた。




ストーリーメニュー

TOPTOPへ