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第15章 ‐‐:‐‐





お湯を沸かしてはタオルを渡した。
何故なら嵐のなか、外に出ていたせいか、宮本はずぶ濡れに濡れたまま、呆然としたまま椅子に座っていた。

日頃何もしていないせいか、お茶の場所すら分からなかったが目の前にお茶の缶があり、中身を確認したら私用のアールグレイの紅茶の茶葉が入っていた。

茶葉をティーポットに入れている間にお湯が沸いたので、紅茶を入れては宮本に差し出した。



「宮本さん、温かいうちに飲んで。」


「……………」



宮本は下を向いては何も話さなかった。


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