テキストサイズ

第15章 ‐‐:‐‐




パチパチ、パチパチ、パチパチ、パチパチ!!


赤いドレスを着た三人の女達は満面の笑みで拍手をした途端、開場中の人々が皆拍手をした。


私は気持ち悪くなり口に入れたワインをその場で吐き出した。



「奥様、
残念です。
せっかくの特製ワインなんですけどね。お口に合わないなんて不思議ですよ。」



不思議?!
何が不思議なの?


私は疑問に思い、
納得出来ない表情をしていると



「不思議ですよ。
ご自分の血をお飲みになれないなんて。」


マスターが言った途端、開場中の人々が今度は爆笑し始めた。




ストーリーメニュー

TOPTOPへ