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第4章 二ヶ月前




でも何回か見たことのある夢のような気がした。




ここ半年持病も更に悪化し、家に全く出なくなったからかもしれない。


まるで牢獄にいるような日々だった。



窓から外を見ると季節はすっかり春になっていて、程よい日差しに庭の桜が咲き誇り一面淡い桃色の世界だった。



雀が自由に飛んでいて羨ましく感じた。



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