テキストサイズ

第4章 二ヶ月前






"コンコン!"
ガチャっ。



「百合子様。」



体力が落ちた私に民江が部屋まで食事を運んでくれていた。


「今日はまだ食欲無いわ、後でいいかしら。」



「規則正しく、食事を取らないと治るものも治らなくなりますよ、お召し上がりになって下さい。」




「……そうね。」



何とか食事に手を付けては残してしまったが、直ぐに下げてもらった。




自由を失った私には食欲なんて無かった。



ストーリーメニュー

TOPTOPへ