テキストサイズ

第2章 三年前




「民江さん、
このタオル冷たくないわ。」



「冷蔵庫で冷やしておりましたが…」



「直接氷の上に乗せてちょうだい、こちらは冷えるまでに使うから新しいので頼むわ。」




「あまり冷やすと身体に良くないですよ。」


「五月蝿いわね、貴女にこの痛み分かるかしら、辛いのよ!
なったことも無いくせに!」



「…かしこまりました。」



「貴女は私の言う通り気を利かせて働いていれば良いのよ!」



怒鳴り声になってしまう。

それに怯えた民江は急いで台所へかけて行った。



ストーリーメニュー

TOPTOPへ