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?…好き…?

第3章 えっ○…?

「お昼近いね。ご飯にする?」
「さっき、コンビニでケーキ食べちゃって、お腹いっぱい」
少々ドライブの様になった。
ヤバイ…と思ったが…多分彼女はそのつもりだ…
「よし、あそこにしよ~っ」
やっぱり…
ラ○ホだ…
相変わらず俺は葛藤してた…
色々あったが、結論から言えば、結局は出来なかった…
彼女も今回はさすがに少しだけ機嫌が悪い様に感じた。
俺、誘ってねぇし…
自分で自分に言い訳をしていた…
実際、葛藤してるままの状態で、出来る自信などなかった…
でも、無性に会いたかった。
ただ、側にいたかった。
しかし、したくなかったか?
と言えば、したかった。
でも、出来なかった。
本当に言い訳がましいが、でも、葛藤してたのだ。
だから、本当に俺からは誘っていない。
強いて言うならば、彼女の隣にいることが出来るなら、部屋代など安いものではあった…
好きなのか?分からない。
ただ、彼女といられて、とても楽しいのは事実だった…
後日、職場で会った彼女は、やはりへそを曲げている様だった。
そろそろ子供を作りたくもあるらしい。
だからこそなのか?
その前に、そう思っているからなのか?
二度もこんなことになっているにも関わらず、彼女は諦めてはいない様だった…
ハッキリ言わないが、俺にはそう…感じられた…
「もう一度だけチャンスを頂戴」
彼女の近くにいたかった。
こう言うことしか浮かばなかった。
出来る自信など無いのに…
それから一週間程経った頃、休みが一緒だった。
その日、会うことになった。
「今日、どおする?」
「私、市から案内来てて、ずっと受けたかったから、乳癌検診受けようと思って」
「え?じゃあ今日はヤメ?俺、もう家出ちゃったのに?」
「多分そんなに時間かからないでしょ?○○○病院なの、そこまで来てよ」
「へ?俺、人様の奥さんが乳癌検診受けるの、付き合うの?」
「嫌?来ないの?」
「分かったよぉ…」
彼女に会いに行った、行ったこともない病院に。
待ち合い席にいる彼女を見つけた。
いくつかの検診の一つを待っていた。
彼女は呼ばれ、診察室に入っていく…
一人彼女を待つ中、こういう検診てどんな感じ何だろ?やっぱ胸触られまくってるのかな?などと考えてしまい、他人が彼女の胸を触っているのを、妙に悔しく感じた。
検診が終わり、彼女の家の近くで俺の車一台にして、移動することにした。

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