
?…好き…?
第4章 乳癌…!?
「こっち?こっちが痛いの?」
そっと…触れた…
「うん。普通に触っても平気だけど、検診でグイグイされたら、ちょっとだけね…」
これだ…きっとこれだ…
信じられないだろうが、俺は、たまに妙な勘が働く。
超能力とか、霊感とか、大袈裟なもんではないが。
実際、存在は信じているが、霊が見えるとかそういうことはない。
だが、分かりやすく言うならば、近年ではお袋が死んだあとのことだ。
両親が住んでいた借家が、建て直しの為に取り壊すことになった。
退去願いが来て、独りになっていた親父を、近所に引越しさせた。
とは言うものの、取り壊す時期などは知らなかった。
親父を引越しさせたあと、当然借家に用はない。
その後夢を見た。
死んだお袋や俺達家族が、その借家で過ごす夢だ。
突然地震が襲う。
皆無事だがお袋の姿はない。
借家は粉々の瓦礫の山になった…
そんな夢を見た。
数日後、もしや、と思い、用はないのだが、借家に行ってみた。
やっぱりだ。
借家は取り壊されて、瓦礫が片付けられている真っ只中だった。
他人がこれをどう受け止めるか分からないが…
多分彼女の胸は病気だ。
乳癌かどうかは別にして。
そう思った。
只の勘だが。
これが俺の身体を反応させなかったんだ、と感じた。
これまで彼女と過ごしている間には、全く分からなかったが。
上手く説明できないが、俺の快楽の為に、彼女が少しでも痛かったり、苦しかったりしたら、という勘が働いた気がする。
でも、逆に彼女が病気だと思いたくなかった。
俺の勘など信じたくなかった。
彼女が病気であるものか、病気なんかであってなるものか…
そう思って、がむしゃらに彼女を抱こうとした。
でも、俺の身体は反応しなかった…
それどころか、中途半端な状態のまま、ちゃんと出来てもいないのに、果ててしまったのだ…
こんなこと初めてだ。
こんな状態でイってしまうなんて。
「ねぇ、アナタ普段何分もつの?」
「やっぱり、奥さんに悪いとか思ってるんでしょ?」
「私に魅力がないのよね」
怒ってる、という感じではないが、さすがに嫌気がさしたのだろう。
色んな言葉を浴びせかけられた…
そりゃそうだ。
3度も裸で抱き合っていて、最後までしてないのだから。
女性に対して失礼極まりない。
そっと…触れた…
「うん。普通に触っても平気だけど、検診でグイグイされたら、ちょっとだけね…」
これだ…きっとこれだ…
信じられないだろうが、俺は、たまに妙な勘が働く。
超能力とか、霊感とか、大袈裟なもんではないが。
実際、存在は信じているが、霊が見えるとかそういうことはない。
だが、分かりやすく言うならば、近年ではお袋が死んだあとのことだ。
両親が住んでいた借家が、建て直しの為に取り壊すことになった。
退去願いが来て、独りになっていた親父を、近所に引越しさせた。
とは言うものの、取り壊す時期などは知らなかった。
親父を引越しさせたあと、当然借家に用はない。
その後夢を見た。
死んだお袋や俺達家族が、その借家で過ごす夢だ。
突然地震が襲う。
皆無事だがお袋の姿はない。
借家は粉々の瓦礫の山になった…
そんな夢を見た。
数日後、もしや、と思い、用はないのだが、借家に行ってみた。
やっぱりだ。
借家は取り壊されて、瓦礫が片付けられている真っ只中だった。
他人がこれをどう受け止めるか分からないが…
多分彼女の胸は病気だ。
乳癌かどうかは別にして。
そう思った。
只の勘だが。
これが俺の身体を反応させなかったんだ、と感じた。
これまで彼女と過ごしている間には、全く分からなかったが。
上手く説明できないが、俺の快楽の為に、彼女が少しでも痛かったり、苦しかったりしたら、という勘が働いた気がする。
でも、逆に彼女が病気だと思いたくなかった。
俺の勘など信じたくなかった。
彼女が病気であるものか、病気なんかであってなるものか…
そう思って、がむしゃらに彼女を抱こうとした。
でも、俺の身体は反応しなかった…
それどころか、中途半端な状態のまま、ちゃんと出来てもいないのに、果ててしまったのだ…
こんなこと初めてだ。
こんな状態でイってしまうなんて。
「ねぇ、アナタ普段何分もつの?」
「やっぱり、奥さんに悪いとか思ってるんでしょ?」
「私に魅力がないのよね」
怒ってる、という感じではないが、さすがに嫌気がさしたのだろう。
色んな言葉を浴びせかけられた…
そりゃそうだ。
3度も裸で抱き合っていて、最後までしてないのだから。
女性に対して失礼極まりない。
