
?…好き…?
第38章 迷宮…
彼女は、俺が払う飲食代も気にする様に、なった気がする。
今日を迎える迄にも、俺は異性なのか、と問うと
『考えたことないなぁ』
とも言われた。
『胸が日焼けみたいになっちゃってぇ………当分無理ねぇ』
そうも言われた。
電話の呼び出し音も、変わった。
それぞれの細かい理由は、なんとも言えないが、俺に対しての彼女に、変化があるのは間違いない。
これから俺が、訊こうと思っている事、確かめようと思っている事は、あまりにも無謀で、分が悪い事なのは、分かりきっている。
彼女のお喋りを聞きながら…
いや、殆ど彼女のお喋りは、俺には聞こえてなかった。
相槌が打てる程度には、耳に入ってはいたが…
どうするか…?
ずっと、考えていた…
このまま自然の流れに任せるのも、一つの手だろう。
しかし、それじゃあ俺は、今後彼女の望まない行為をしてしまうかも知れない。
それだけは嫌だ。
俺は今まで、ずっと彼女の為を思って、やってきたつもりだ。
彼女の1人目の子供が、手がかからなくなり始め、2人目の妊娠が流産…
その時の、彼女の夫の態度…
それを俺に、告げてきた彼女…
俺は、彼女を慰めたかった。
それからも、ずっと続く彼女の愚痴…
彼女を励ましたかった。
何処の夫婦にだって、上手くいかない事の1つや2つはあるだろう。
俺にだって、妻に対して思う事がない訳ではない。
しかし、彼女の愚痴は、そんなレベルを遥かに越えている気がした。
本当に、子供を自分の様に、寂しい想いをさせない為だけに、夫と居る様に感じられた。
俺は、出来るだけ彼女の話を聞いてきた。
俺と居るときだけでも、面白おかしくいられれば、そう努めて、食事も子守りもしてあげたいと思った。
今日を迎える迄にも、俺は異性なのか、と問うと
『考えたことないなぁ』
とも言われた。
『胸が日焼けみたいになっちゃってぇ………当分無理ねぇ』
そうも言われた。
電話の呼び出し音も、変わった。
それぞれの細かい理由は、なんとも言えないが、俺に対しての彼女に、変化があるのは間違いない。
これから俺が、訊こうと思っている事、確かめようと思っている事は、あまりにも無謀で、分が悪い事なのは、分かりきっている。
彼女のお喋りを聞きながら…
いや、殆ど彼女のお喋りは、俺には聞こえてなかった。
相槌が打てる程度には、耳に入ってはいたが…
どうするか…?
ずっと、考えていた…
このまま自然の流れに任せるのも、一つの手だろう。
しかし、それじゃあ俺は、今後彼女の望まない行為をしてしまうかも知れない。
それだけは嫌だ。
俺は今まで、ずっと彼女の為を思って、やってきたつもりだ。
彼女の1人目の子供が、手がかからなくなり始め、2人目の妊娠が流産…
その時の、彼女の夫の態度…
それを俺に、告げてきた彼女…
俺は、彼女を慰めたかった。
それからも、ずっと続く彼女の愚痴…
彼女を励ましたかった。
何処の夫婦にだって、上手くいかない事の1つや2つはあるだろう。
俺にだって、妻に対して思う事がない訳ではない。
しかし、彼女の愚痴は、そんなレベルを遥かに越えている気がした。
本当に、子供を自分の様に、寂しい想いをさせない為だけに、夫と居る様に感じられた。
俺は、出来るだけ彼女の話を聞いてきた。
俺と居るときだけでも、面白おかしくいられれば、そう努めて、食事も子守りもしてあげたいと思った。
