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?…好き…?

第5章 家族…?

う゛~…
分かんねぇ…
分かんねぇよぉ…
他の奴等より仲良くして、休みに会ったりもして、でも、そこらへんは話せない?
異性だから…
って…
分かんねぇ…
分かんねぇよぉ…
弄ばれてんのか…?
それとも真面目に言ってんのか…?
楽に楽しみましょ、って軽い、経験豊富なお姉さんじゃねぇのか?
「あ~ぁ…もうすぐバイバイかぁ…つまんないなぁ…」
彼女から手を握ってきた。
マジで分かんねぇ…
質問をぶつけてみた。
「あのさ、俺がここから去る、って言ったらどう思う?」
「それどういう意味?」
「ん~?ウチも色々とあってな、別れて子供一人引き取って、親父と田舎入るってのも視野に入れてるのさ」
「え?どうして?浮気がバレた?」
「ば~か、んなんじゃねぇよ」
「田舎ってどこ?」
「○○県」
「そんな遠く…いなくなったらイヤ…何処にも行ったらイヤだよぉ…行くんだったら私も連れて行ってよぉ…」
「何言ってんだよっ連れてけるワケねぇだろ…」
この人…
何考えてんだ…?
旦那と絶対別れないんじゃないのかよ…
だけど…
こんなこと言われたら…
何処にも行けなくなるじゃねぇかよ…
う゛~っ…
また、分かんなくなってきた…
クソッ…
クソッ、クソッ…
クソッ、クソッ、クソッ…
粗○ンて言った女だぞ…
下手って言った女だぞ…
なんで…
俺…
喜んでるんだ…
「何処にも…行かないよ…」
なんで…
こんなこと…
言うんだ…
暫くして、彼女の誕生日が近くなった。
ケーキを焼いた。
当日、彼女は休みだった。
メールをした。
『誕生日おめでとう』
『ありがとう、ケーキおいしかった』
翌日俺は夜勤だった。
彼女は、子供が熱を出し、保育園に預かってもらえず、休んだ。
俺の夜勤明け、彼女の子供は、季節的にインフルエンザの可能性もあるから、検査しなければならず、又休んだ。

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