
?…好き…?
第6章 入院…
すぐ近くに駅が2つある。
「一番近くの駅にヨロシク」
「え?○○駅がいいの?」
彼女の家の最寄り駅だ。
「逆戻りかよっ」
「ダメ…?」
「も~…分かったよっ」
少し困ったフリをしたが、夜勤明けであることを除けば、そう言われて、本当は嬉しかった。
彼女が、俺の手を握った。
後ろにチビがいるのに。
さっきは、チビはカートに乗っていたから、後ろで手を繋いでいても、見えないから大丈夫だと思ってたけど…
こんなことしていいのか…?
「もうすぐ着いちゃうなぁ…」
「もう一度訊くけど、何処にも行かないでほしいんだよな?」
俺は、小声で言った。
「アナタが何処かへ行っちゃったら、つまらないじゃん」
彼女は、普通のトーンで言った。
「どこもいっちゃだめ~っ」
「ほら、ウチの子も言ってるよっ」
「プッ…」
「あははははっ」
「アハハハハッ」
皆で大笑いだ。
まったく…
なんなんだ…
彼女も…
俺も…
もうすぐ○○駅に着く…
「やだなぁ…バイバイかぁ…」
「これからも、又こうやって過ごせる様に、今日は、ね」
「うん、そうよね」
「それじゃあね」
「またね」
○○駅に入り、数分後に来る電車を待ちながら、考える。
他人から見たら、家族に見えたかな…?
電車に乗り込む。
電車の中で、想いを巡らせる…
やっぱり…
家族…
みたいだったよな…
彼女は言っていた。
ヤツは、休みもゴロゴロしたり、ゲームばかりで、今日の様に出歩いてくれないと…
彼女は…
そういう家族を…
望んでるいるの…かな…?
俺は…
代わり…?
そんなワケ…
彼女は、次の月に入院する。
胸の手術だ。
「一番近くの駅にヨロシク」
「え?○○駅がいいの?」
彼女の家の最寄り駅だ。
「逆戻りかよっ」
「ダメ…?」
「も~…分かったよっ」
少し困ったフリをしたが、夜勤明けであることを除けば、そう言われて、本当は嬉しかった。
彼女が、俺の手を握った。
後ろにチビがいるのに。
さっきは、チビはカートに乗っていたから、後ろで手を繋いでいても、見えないから大丈夫だと思ってたけど…
こんなことしていいのか…?
「もうすぐ着いちゃうなぁ…」
「もう一度訊くけど、何処にも行かないでほしいんだよな?」
俺は、小声で言った。
「アナタが何処かへ行っちゃったら、つまらないじゃん」
彼女は、普通のトーンで言った。
「どこもいっちゃだめ~っ」
「ほら、ウチの子も言ってるよっ」
「プッ…」
「あははははっ」
「アハハハハッ」
皆で大笑いだ。
まったく…
なんなんだ…
彼女も…
俺も…
もうすぐ○○駅に着く…
「やだなぁ…バイバイかぁ…」
「これからも、又こうやって過ごせる様に、今日は、ね」
「うん、そうよね」
「それじゃあね」
「またね」
○○駅に入り、数分後に来る電車を待ちながら、考える。
他人から見たら、家族に見えたかな…?
電車に乗り込む。
電車の中で、想いを巡らせる…
やっぱり…
家族…
みたいだったよな…
彼女は言っていた。
ヤツは、休みもゴロゴロしたり、ゲームばかりで、今日の様に出歩いてくれないと…
彼女は…
そういう家族を…
望んでるいるの…かな…?
俺は…
代わり…?
そんなワケ…
彼女は、次の月に入院する。
胸の手術だ。
