
?…好き…?
第8章 見舞い…
全てが…
俺を…
惑わせる…
膨らみ始めたお腹さえ…
気にもならない…
いや…
寧ろ…
彼女の待望の赤ちゃんが…
すくすくと育っていると思うと…
嬉しいくらいだ…
俺の理性は…
どこに…
行ってしまったのだろう…
彼女の前では…
常識とか…
概念とか道徳とか…
倫理とか正義も…
全てが…
吹き飛んで…
しまう…
彼女以外の女性なら、例えどんなに美しく、一糸纏わぬ姿でも、自分を止められる自信がある。
なのに…
止められない…
彼女の瞳を見つめたまま…
ゆっくりと…
顔を近付ける…
彼女の瞳以外…
何も目に映らないほど…
もう…
すぐ近く…
…
そっと…
唇を…
重ね合わせる…
初めは軽く…
彼女は応える…
次第に…
深く…
彼女も…
それに応じてくれる…
嬉しくて…
とても…
嬉しくて…
ずっと…
ずーっと…
こうしていたい…
入院中で…
妊娠中の彼女…
きっと…
手術跡…
痛むだろう…
これだけで…
本当に…
充分過ぎるほど…
嬉しい…
今…
この瞬間(とき)…
他には何も…
いらない…
そう…
思っていた…
…
彼女が、俺の腕を掴む。
え!?
声には出さなかったが、俺はドキッとした。
彼女の細い腕、身長の割りに小さな手が、俺の手を導く…
彼女の、右の胸へと…
「こっちは、ダメだよ」
彼女は、自分の左胸に手を置いた…
「え!?それは勿論分かってるけど…大丈夫…なの…?」
傷口に、負担がかからないか、と気になった。
「うん、こっちだけなら大丈夫…触って…」
本当に大丈夫なのか、そう思いつつも、嬉しくてたまらなかった。
でも、嬉しいのは、単に、俺が触れるから、だけではない。
もしもの時、友達でさえ、いられない、そう言った彼女…
もしかしたら、胸を取らずに済んだことで、女性としての自信を失わず、この行為に踏み切れたのではないか、そう思うからだ。
良かった…
本当に良かった…
言い訳がましいが、本当に、イヤラシイ気持ちよりも先に、そう思った…
触りたい、だけではなく、触ってあげたい…と思った…
優しく…
彼女の右の胸を…
少しずつ…
触った…
「大…丈夫…?」
「うん…こっちは全然平気だから…もっといいよ…」
さっきよりも、少し強く触った…
俺を…
惑わせる…
膨らみ始めたお腹さえ…
気にもならない…
いや…
寧ろ…
彼女の待望の赤ちゃんが…
すくすくと育っていると思うと…
嬉しいくらいだ…
俺の理性は…
どこに…
行ってしまったのだろう…
彼女の前では…
常識とか…
概念とか道徳とか…
倫理とか正義も…
全てが…
吹き飛んで…
しまう…
彼女以外の女性なら、例えどんなに美しく、一糸纏わぬ姿でも、自分を止められる自信がある。
なのに…
止められない…
彼女の瞳を見つめたまま…
ゆっくりと…
顔を近付ける…
彼女の瞳以外…
何も目に映らないほど…
もう…
すぐ近く…
…
そっと…
唇を…
重ね合わせる…
初めは軽く…
彼女は応える…
次第に…
深く…
彼女も…
それに応じてくれる…
嬉しくて…
とても…
嬉しくて…
ずっと…
ずーっと…
こうしていたい…
入院中で…
妊娠中の彼女…
きっと…
手術跡…
痛むだろう…
これだけで…
本当に…
充分過ぎるほど…
嬉しい…
今…
この瞬間(とき)…
他には何も…
いらない…
そう…
思っていた…
…
彼女が、俺の腕を掴む。
え!?
声には出さなかったが、俺はドキッとした。
彼女の細い腕、身長の割りに小さな手が、俺の手を導く…
彼女の、右の胸へと…
「こっちは、ダメだよ」
彼女は、自分の左胸に手を置いた…
「え!?それは勿論分かってるけど…大丈夫…なの…?」
傷口に、負担がかからないか、と気になった。
「うん、こっちだけなら大丈夫…触って…」
本当に大丈夫なのか、そう思いつつも、嬉しくてたまらなかった。
でも、嬉しいのは、単に、俺が触れるから、だけではない。
もしもの時、友達でさえ、いられない、そう言った彼女…
もしかしたら、胸を取らずに済んだことで、女性としての自信を失わず、この行為に踏み切れたのではないか、そう思うからだ。
良かった…
本当に良かった…
言い訳がましいが、本当に、イヤラシイ気持ちよりも先に、そう思った…
触りたい、だけではなく、触ってあげたい…と思った…
優しく…
彼女の右の胸を…
少しずつ…
触った…
「大…丈夫…?」
「うん…こっちは全然平気だから…もっといいよ…」
さっきよりも、少し強く触った…
