
?…好き…?
第1章 俺と彼女…
それから2週間程経ったろうか、彼女の子供が又病気で保育園に預けられなくなった。
その頃、彼女は係の仕事を抱えていた。
その係の仕事を俺が代わりにすることにした。
「飯でも喰いながら係の仕事の話するか?」
「うん、家片付けて子供寝かしつけてからでいい?」
………………
彼女の家の近くに、周りに何もなく、路駐しやすい場所がある。
そこで待ち合わせた。
彼女の家を正確には知らない。
知りたくない。
彼女のテリトリーに踏み込みたくない。
「食べに行きたいところがあるんだけど、行ってくれる?」
「あぁ、俺別に何でもいいし。ナビってくれりゃどこでも」
彼女の案内で車を走らせる…
「あれ?久しぶりだから道分かんなくなっちゃった(笑)」
「オイオイ」
思わぬところで小一時間程のドライブになってしまったが、無事辿り着き、仕事の話をしながら食事を済ませた。
彼女を家の近くの路駐出来る場所まで送る。
その時点で結構な時間だった様に思う。
彼女は何故か降りようとしない…
車の中でとりあえずお喋りが続く…
彼女は占いなどそんなに気にもしない、私は私、という感じの人だが、六星占術だけには、一目置いているようだった。
その時も携帯を取り出し、六星占術のサイトを開き、色々と話し出した。
俺はその前の年、母親を亡くしている。
その年俺は大殺界だったんだとか。
そう、俺の母親はもういない。
ずっと歳をとっている妻の実父と暮らしている内に、ある日突然ポックリと逝かれてしまった…
いつか一緒に暮らすつもりだったのに…
父親は近所に引越しさせたものの、独り暮らしだ…
その事もずっと心の奥でモヤモヤとしている…
彼女の占いの話は続いた。
もう午後11頃になってしまっていただろうか。
たまに車やバイクが通り過ぎるくらいで、辺りはもちろん車の中もとても暗い…
その俺の車の助手席で、彼女の横顔が携帯の光を浴びてぼんやりと浮かぶ…
正直、彼女は決して不細工ではないが、特別美人でも、特別可愛くもない。
俺は…そう…思って…いた…
…筈だった…
その頃、彼女は係の仕事を抱えていた。
その係の仕事を俺が代わりにすることにした。
「飯でも喰いながら係の仕事の話するか?」
「うん、家片付けて子供寝かしつけてからでいい?」
………………
彼女の家の近くに、周りに何もなく、路駐しやすい場所がある。
そこで待ち合わせた。
彼女の家を正確には知らない。
知りたくない。
彼女のテリトリーに踏み込みたくない。
「食べに行きたいところがあるんだけど、行ってくれる?」
「あぁ、俺別に何でもいいし。ナビってくれりゃどこでも」
彼女の案内で車を走らせる…
「あれ?久しぶりだから道分かんなくなっちゃった(笑)」
「オイオイ」
思わぬところで小一時間程のドライブになってしまったが、無事辿り着き、仕事の話をしながら食事を済ませた。
彼女を家の近くの路駐出来る場所まで送る。
その時点で結構な時間だった様に思う。
彼女は何故か降りようとしない…
車の中でとりあえずお喋りが続く…
彼女は占いなどそんなに気にもしない、私は私、という感じの人だが、六星占術だけには、一目置いているようだった。
その時も携帯を取り出し、六星占術のサイトを開き、色々と話し出した。
俺はその前の年、母親を亡くしている。
その年俺は大殺界だったんだとか。
そう、俺の母親はもういない。
ずっと歳をとっている妻の実父と暮らしている内に、ある日突然ポックリと逝かれてしまった…
いつか一緒に暮らすつもりだったのに…
父親は近所に引越しさせたものの、独り暮らしだ…
その事もずっと心の奥でモヤモヤとしている…
彼女の占いの話は続いた。
もう午後11頃になってしまっていただろうか。
たまに車やバイクが通り過ぎるくらいで、辺りはもちろん車の中もとても暗い…
その俺の車の助手席で、彼女の横顔が携帯の光を浴びてぼんやりと浮かぶ…
正直、彼女は決して不細工ではないが、特別美人でも、特別可愛くもない。
俺は…そう…思って…いた…
…筈だった…
