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S×強気で恋になる

第65章 暴君甘えん坊

そこで待ってろ

そう言われてから、扉の前に立っていると
でっかい物音や怒鳴り声が聞こえる

和也じゃない?

そう思ってくると、不安になって
俺は迷ったが扉を開けた


ーバターン!!!

大きい音がするたんびに体がビクッとなる

くそ、心臓に悪い

「・・・・真一?」
ガチャっとリビングへ繋がる扉を開けると
正座している真一の姿が見えた


あ?真一が正座?なにしてんの?


そう思って、真一の前で椅子に座ってる人を見ると
そいつが振り返った

か、和也!?


「純平!!!お前も真ちゃんの横座れ!!!」

怖っ!!

「え?あ、・・・・え?」
「純平、座っとけ。和也、怒るとねちっこいから」

そんなことを言いながら、正座してるものの
全然悪びれない様子で俺を呼ぶ

「だから、お前は反省しろ!!!殴りかかってくるから、殴ろうとしたら手怪我してるし・・・お前ら何やってただよ!!心配するだろ!?純平も、俺が庇ってやってんだから有給だけじゃなくて、俺にちゃんと電話しなさい。」

「あ・・・ごめん・・・」

シュンとなる純平を見て、真一が笑う

「あー和也。泣くぞー、こいつ。泣かせたー、優しい路線のくせに怒鳴るからー」

笑いながら俺がからかうと
和也が焦った顔をする

相変わらずお人好しだな。

「ごめん、純平。心配してただけだ。な?お前がいなくなったって聞いてから、お前から連絡ねーし、真ちゃんも何もよこさないから、な?・・・顔あげろ。お前は怪我ねぇの?」

「・・・・いや、俺が悪かったし・・。まじで、ごめん。」


そんな俺たちの様子をみて、真一があぐらをかいた

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