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S×強気で恋になる

第65章 暴君甘えん坊

「ったく。大げさなんだよ、相変わらずおせっかいばばあだな!」
「真ちゃん、座り直せ。お前な、隆彦も気にしてたんだぞ。それをこー、隆彦には上手く隠してだな、・・・俺に謝れ。弟だから心配してんだろ!?ぶん殴るぞ」

和也の努力むなしく
隆彦はホテルにも来たよばーか
それに俺、やっぱあんとき隆彦に何かされてたし
純平も疲れてたし
薬盛られたにちがいねぇ

まあ、俺は和也に頭あがんねーのと同じように
和也は悠二と隆彦とも仲良いみたいだし
俺って存在がいて、和也も板挟み大変なんだろーな

そんなことを思う

「あー、はいはい、もうしません。殴るのは勘弁。俺ハンデあるし、無理無理。」
「勘弁してほしーのはこっちだよ。親父も横山さんに会えないって、探す勢いだったんだからな。・・・腕大丈夫か?」
「痛くねぇよ。でも、これだから今日は純平が飯作るんだ。」
「え?それは、・・・やめといた方がいいんじゃねーの?」

「っ、和也!俺が作るんだから、座ってろ!!」

そう言って、純平が立ち上がりキッチンに向かう

「あーぁー、怒らせた。手伝ってやれよ。俺は、久しぶりに正座なんかさせられて、心が折れそーだ。一休みするかな」
「はぁ?お前全然反省してねーだろ。どーせラブラブしてたくせに」
「妬いてんの?あ、まぜて欲しかったのか?」

そこまで言うと、和也の顔が赤くなる
俺はバーカ、と口パクして
寝室に入った

10分だけでもいいから寝たくてベットに身を投げた


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