S×強気で恋になる
第65章 暴君甘えん坊
パチっと電気をつけ
俺はため息をついていた
「お前ら何やってんの?」
「ちがっ、ちがう!こいつか、なんか、!!」
「どーやって起こしたらそーなるわけ?理解できないんだけど。」
「だって、っ、重い、和也早くのけて、こいつ、寝てる、から!!」
「起きたか見に来たら寝てる奴の下に起こしに行った奴がいるって、ありえねーだろ。普通じゃねぇ、お前ら。」
「普通じゃねーのは、お前の弟だろ!!っ、痛いなんか、骨当たってる!!」
「うるせーな。自力でどけろよ。お前そんなに簡単に抑え込まれるから、やられるんだろ?見せかけの筋肉じゃなくて、使える筋肉つけろ。」
「今言わなくてもいいだろ!?和也なんか最近ひでぇ!
」
「当たり前だろ。俺純平のこと、好きだったのに振られるわ、弟のおもちゃにされてるわ。何も楽しくねーだろ?少しは俺にも気を使え。」
「だっ、て!!お前、俺の兄貴でいてくれる、ったろ!?助けろ、よ!!」
「しゃーねーなぁ。本当に自力じゃ無理なの?」
そう聞くと純平が暴れ出すが
ガッツリ関節の要所を抑えられていて
柔道の寝技並みに自由を奪われていた
おもしれーな
本当の寝技じゃねーか、
「っ、笑うな!!も、苦しい、まじて、肋骨折れる!」
「それは困るな。ほら、真ちゃん、起きろ」
ようやく和也が真一の両脇に手を入れて俺と引き離す
そのまま、和也がベットに座らせて真一のほっぺを叩いた
「真ちゃん。飯。」
「っ、・・・んー・・・ねむい」
「飯いらねーの?純平と先食うぞ?」
「いい、いらねー、わりー眠い・・・」
そう言うとパタッと真一が寝転がる
えー・・・・結局いらねーのかよ!!
俺が起こしにきた意味!!
ふざけんな、
そう思いながら、和也と平和に楽しく晩飯を食った