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S×強気で恋になる

第65章 暴君甘えん坊

「終わり。跡残らねーよ。保証する。ほら、そんな傷作って、どーせ手術もできねーんだろ?エリート君、怪我や欠勤ばっかりしてないで、働きなさいよ?」
「緊急事態だったんだ。わかってる、迷惑かけてることも。」
「お前を迷惑と思う奴はいねーよ。少なくてもいるだけで、目の保養になる。」

ふざけてばかりいる藤間に背を向け、診察室を出る

深呼吸をすると、肺いっぱいに
アルコールの消毒液が染みたような
そんな気がした

目の前がかすむたびに目をこすって
俺は重い足を引きずりながら
内科を目指した


午後からの外来までに
体のメンテナンス終わらせなきゃな


・・・・っ、目がかすむ


あー、純平ちゃんと仕事してんのかな

あいつが英語ペラペラでトイフルすげーハイスコアって、今だに信じらんねぇ

あいつ日本語も変だし、無口だし


俺の知らないこと
まだまだあるんだろーな


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