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S×強気で恋になる

第21章 嫉妬

俺は脚につけられた紐を見て泣きそうになる。

こんなの、左手だけじゃ無理だー

金具のようなもので何重にもロックされてるそれは、両手でも素人はとれないー
そんな恐ろしいものだった。

わざとだー
わざと左手、解けやすくしたんだ。
俺に、期待させるためにー
鬼畜ー

俺は泣きそうになる

ガチャー

部屋の扉が開く

っ、岡崎ー

「気持ちいいのと痛いの、どっち打ってほしい?今日は時間ないから、点滴じゃなくて注射だ。」


俺は恐怖で言葉を失う

「待って、真一待てって。それはやめよ、な。第一、俺、お前になんも怒られること、してねーよ!」

「朝からうるせーな。お前。しかも、俺がわざと緩めといたら案の定左手勝手に解いちゃうし。悪い子だ。お仕置きしてほしかったんだろー?」

俺の左手を、脚と同じ金具で止めながら俺に再びきく。
俺はもう絶望の淵にいた。

「やっと大人しくなったな。
で・・・気持ちいいのと痛いの、どっちがいーの?」
「・・・痛いのは勘弁だ・・・でも、気持ちいいのも、辛いんだろ!どーせ!っーか、俺の話無視するな!!」

「まあ俺の好きな方打つわ。注射うまいから、安心して、力抜け」

「ちよいまち、おい、おい、っ、ぃっでぇぇぇぇ!!!」

ふいに、竿に何か刺さる感触と共に地味な痛み
「大袈裟な。最近は医療が発達して、痛くない針ってのもあんだよ。」
嘘だ。さっきのは確かに刺さる感触があった。
「っ・・・そっれ、痛かった!!!」

俺のものは萎えてしまっている。
面白いと笑う岡崎。
「当たり前だ。なんで、おまえに痛くない針を使わなきゃならんのだ。」

なっ!!!

「鬼畜ー!!ドSー!!!っーか、変態!!!もーはなれっ・・・・」

ん?なんか、やべーぞ、これ
なんか、下半身の血流の音が俺の身体中に響いている。

「気持ちいいお仕置きだな、何回でもイっていいぞ。俺は朝飯の準備でもするか。」
その前にー、と岡崎は俺の横にビデオをセットし、部屋を出て行った。
時刻は6時。
俺の家を出る時間は8時半過ぎ。

うっ、そだろーーーーー

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