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S×強気で恋になる

第65章 暴君甘えん坊


「じゃあな、・・・って、は?マダムも来るの?!家誰もいねーぞ?」
「当たり前じゃない。なんであんたをタダで送らなきゃならないのよ。お車代を出しなさい。てゆーか、真ちゃん家にいたわよ?あなた、真ちゃんに黙って来たの?」
「え、・・・それまずい!俺なんも連絡してねぇ!!!やばい、俺・・怒られるじゃん!!」
「そうねぇ。それこそ、お仕置きね。ほら、オートロック開けなさい。」

そう言われ、俺は動揺しながら鍵を開けた

だって、・・・俺連絡してねーし
真一からも、何も連絡きてねぇ・・・

なんで、・・・



そう思いながら、エレベーターに乗ると
マダムが俺にキスをする

と、全身に嫌悪感がはしり
狭いエレベーター内で思いっきり身を離した

「なっ!!!!なにすんだよ!!!」
「ん?口止めの代償よ。わたしが、あなたに鞭をうったこと、黙っててあげる。」

そんなことを言われ、フロアについたら
マダムはいつも通り歩き出す

っ・・・・平気でキスしやがる・・



後ろをカツカツとついていく
俺は一瞬気を許していたけど、
マダムはやっぱり油断も隙も無いと思い直し苦笑していた


俺はオカマと歩いてんだ
人生何があるかわからねーな

「純平、なに笑ってるの?気持ち悪いわよ、ほら、玄関あけてちょーだい。私を待たせないでよね、紳士じゃないんだから。」

「・・・悪かったな、気が利かなくて。ほら、入れ」
「・・・どうも。・・あら?なんか喘いでるわ、誰か。喘ぎ声がするわよ?」
「えー!?ここ俺の家だぞ!?それは勘弁、ふざけんなよ・・!!ちょ、どーなってんの?」


確かに玄関を開けると
男同士の声が聞こえてきて
玄関には無数の靴があった


どーなってんだよ・・・!!
真一!?

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