S×強気で恋になる
第65章 暴君甘えん坊
岡崎って本当に綺麗な獣みたいで
かっこよくて、硬派で
メガネ似合うし
背も高いし
黒髪で
料理上手くて
清潔で
いっつもいい匂いで
俺のことすげー面倒見てくれる
でも、鬼畜で
ドSで
意地悪で
性格悪くて
性欲強くて
過激で無遠慮で
俺様で
自己中で
天上天下唯我独尊で
俺のことめちゃくちゃにする
そこしか俺は知らない
岡崎のこと・・・・・
岡崎が考えてること、思ってること、悩んでること、家のこと
俺も知りたい
力になりたい
支えたい
そう思ってるんだぞ
そんなことを考えながら、手を握ったり
おでこに触ったりする
お前が目を閉じてると
俺だけ置いてかれてよーな
お前と世界を切り離された気がして
怖くなる・・・
いつの間にか・・・こいつがいることが
当たり前になってて
知らぬ間に依存してて
俺・・・しっかりしなきゃ
そう思いながら、手を離す
・・仕事行ってくるから
お前はここで寝てて
終わったらすぐに迎えに来るから
帰れるか知らないけど、
すぐに来るからな
そう言って、恥ずかしいけど
したくなって
岡崎にキスをする
なんか無性に俺のものって証をつけたくなった
さすがにそれ以上は出来なかったけど
仕事中に、寝ている岡崎に誰か触るんじゃないかって思うと不安で、看護師にさえ、妙な嫉妬を覚えた