テキストサイズ

S×強気で恋になる

第65章 暴君甘えん坊



面会ギリギリに入ってしまい
俺は焦りながら走っていた

仕事遅くなった・・!!

岡崎、寝てるかな


元気になったかな、そう思いながらカツカツと足を止め個室のドアを開けた


カーテンが引いてあったので
寝たんだ、と思いシャッーっと開けると
そこは空のベットだった


え、はぁ!?


そう思って、あれ?っと首を傾げていると
ガチャっと鍵のかかる音がして
振り返った途端薄暗い部屋で誰かにベットに押し倒された


ドサッーっと倒れこむ


俺は何が起こったかわからなくて
暴れようとしたが
真一がふざけてるのか?
と、そうも思いやめさせようと力をこめた

「仕事で遅くなっただけだろ!?真一、やめろ!!」

そういうのに、しっかり右手を抑え込まれ本当に焦る

ジタバタしてるうちに
ベットにしっかり乗せられ
抵抗できないほど抑え込まれていた

しばらくして落ち着いて相手を見ると
全然真一じゃないことに気づく

「ちょ、あんた、なにやって!!!!降りろ、っーか、手ほどけ、よ!!」
「・・・・岡崎さんに間違えられて、どーしようかと思ったよ。本当に目障りだよね。早くいなくなればいいのに、」
「っ、俺、なんもしてねーだろ!!!」
「してるよ。岡崎さんのこと独占してる。重罪だろ?そう思わない?」
「俺だって、最初はやだった、けど、っ、独占なんかしてっ、!!!!っん、・・・くる、・・・・し・・」

突然、昨日の安藤に
ギリッと首を閉められて俺は焦っていた

こいつ目、やばい、・・・
本当に殺され・・・る・・・!!

「気に食わないなぁ。俺のが可愛い顔してるのに、なんでお前なんだろうね。俺とご飯も食べに行ってくれないんだよ、酷いと思わない?」
「っ、・・・・も、・・・・っ、くる、・・」
「だからさ、君を飼おうと思って。土日祝って三連休だろ?どーせ岡崎さん検査入院だし、ちょうどいいだろ。二度と近づけないように、洗脳してあげるね」

そのまま苦しいのに
頸動脈を閉められ俺は意識を失った




ストーリーメニュー

TOPTOPへ