S×強気で恋になる
第66章 慣れと諦め
風呂から上がり、寝る前に隣の部屋のクローゼットを開ける
純平は俺がヤリすぎて疲れたのか
目を閉じていた
可愛いな
岡崎さんが好きでたまらなかったけど
本当は岡崎さんを飼いたかったけど
こいつでもいいかも
そう思うほど、
嫌いだったのに妙な感情が生まれていた
最近は犬も服着る時代だし
上くらい着せてやるか
そう思ってロンTを取り出し
純平に着せる
と誰と間違えたのか、あるいは寝ぼけたのか
それはわからないが
服を着せようとバンザイの形にしたら
うっすら目を開け、そのまま倒れこむ形で
俺に抱きついてきた
こんな状況で・・・ふざけてんのか!?
そう思いながら、頬を叩くと
寝ぼけてたのか
びっくりした顔をして
パッと離れて俯いていた
「何欲情してんの?さすが犬だな。まだ遊び足りねぇ?」
「・・・・・うるせぇ、・・どっかいけ」
「まだ反抗するんだ。ぶっ壊したくなるね、・・・明日も飯抜きな。」
「・・・・死んでもいらねーよ!!」
「素直じゃないなぁ。寝ろ」
そう言って、蹴られ
扉が閉められる
っ、・・・いちいち蹴るなよ・・!!!
腹減った・・・腹減って寝れねぇ・・・
はぁ・・・
真一が来てくれたのかと思った・・・
今何時なんだろ・・・
そう思いながら俺はまた目を閉じた