テキストサイズ

S×強気で恋になる

第66章 慣れと諦め





車に乗せ、どこに行きたいかを聞くと
家に帰りたい

そう言われ
俺は自宅の住所をきき、そこに
連れて行った


「・・・岡崎と一緒に住んでんだ」
「・・・・・わけわかんねーうちに、住んでた。・・風呂入ってきてもいい?俺汚いから」
「横山さんいい匂いしたから、汚くねぇよ。疲れとってこい。なんか飯作っててやろーか?」
「・・藤間先生、飯も作れんだ。すごいね」

そう言って、フラッと脱衣所へ入る横山さんが
すげー気になって
俺は駆け寄って抱きしめていた

「大丈夫か?・・・大丈夫だから、な?」
「・・・・どうってことないですよ。・・・岡崎にも、ごめんって言っといてください」
「飯食ってねーんだろ?・・・雑炊とかリゾットくらいなら、胃に負担になんねーし、そーゆーの作っとくから、な?!」
「・・・・あぁ、・・・風呂入るから」
「え?、あ、あぁ、わり!ごめん、・・・ゆっくり入れよ?」

そう言われ、抱きしめていた腕を離し
俺は赤面していた

なにしてんだ俺は!!


そう思っていそいそとキッチンへ向かった


久しぶりに男に抱きついたな・・・
細かったなー・・・


こんなもんか?
いや、こんくらいか?


腕でウエストを再現しながら
俺はまたため息をついた


なにしてんだか。
岡崎のこととなると、いつもボランティアだ。

とりあえず、岡崎も心配してるだろーし連絡するか。


なんとなく心配になって
風呂場を扉越しに見る



ザアアアァァァァアーーーーー


浴びてるな?
大丈夫だよな?


そう確認してから、岡崎に連絡した

ストーリーメニュー

TOPTOPへ