テキストサイズ

S×強気で恋になる

第66章 慣れと諦め


急いで帰って藤間と玄関で様子を聞く

そして、そのまま入れ替わるように
藤間は家に帰った


ゆっくりと歩きながらキッチンへ行くと
お鍋の中に藤間が作ったであろう
トマトリゾットのソースが作られてあった

あと米入れてグツグツするだけ、か・・・


そう思いながら
静かに寝室を開けると
純平が寝息を立てていた



純平は飯も食わずに寝たのか・・・



疲れた顔・・・
安藤になにさせられたんだ?
藤間が縛られてただけだってたけど
本当か?
なんか、隠してるみたいだった
本当はもっと酷いことされたんだろ


ごめんな、


そう思い、純平の横に座って手を握った




瞬間



純平が目を開いて騒ぎ出す




「っや、・・・離せ・・・っ、触る、な!!!」
「純平?俺だ、俺だから」
「っん、・・・・!!!」


突然、そのまま走りだしトイレに駆け込む



・・・吐くほど拒絶されても困る



っーか・・・触るなって
昔と同じじゃん


もー・・・どーなってんだよ

このまま前みたいに
無理矢理やるぞ


っくそやろー、安藤ふざけんな・・・!!
俺がどんだけ頑張って純平との間柄を築いてきたと
思ってんだ


ふざけんな

ストーリーメニュー

TOPTOPへ