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S×強気で恋になる

第66章 慣れと諦め


俺はなんとも言えない衝撃を受けながら
上から純平を抱きしめた



すると寝ぼけてんのか
俺の頭を撫で撫でして

もういいだろ?
という風に俺をどけるような仕草をする


・・・・・


俺の頭もっと撫でろよ


そう思いながら、チュッとキスをし
立ち上がる

リビングにいき、時計を見ると
まだ夜中だった

サラサラっと純平にメモを残し
また寝室を覗いた


「純平。朝まで寝ててな?出かけるから。・・・家から出るなよ?」

そう言うと、寝ていた純平が
俺の声で起きたのか目を覚ます


っ、起きなくていいときに
起きるんじゃねーよ


そう思いながら、頭を撫でる


「・・・どこ、行く・・・んだ?俺も・・・行く・・」

着替えていた俺に焦ったのか
純平が置いてかないで、という風に言った


「寝てろ。すぐ帰ってくるから、家にいろよ?」
「・・・・どこ・・行くんだ・・?・・・寝てろよ」

純平がお願い、という風に俺を見る


・・・そんな顔で見るなよ、行けなくなるだろ

そう思って俺は瞬きをし
純平の頭を撫でた


触られるのがやっぱり嫌なのか
手で払おうとする

そんな仕草しえも可愛くて見えて
愛しくて、俺はそのまま純平にキスをした

「・・・・夜中だしな。寝るか。着替えてくるから、目ェ閉じてろ」

そう言って、パタンと扉を閉める


ったく・・・


これで置いてったら、純平心配するだろ?

まあ、怒りにまかせて安藤とこ行ったら
俺も何すっかわかんねーし
何かされたかもしれねーし

冷静さもなかったか。俺らしくねぇ。

そう思いながら、また寝巻きに着替える

俺が今やるべきことは
純平のそばにいることか


そう思いながら
あったかい紅茶を入れる

起きてたら飲むかな

そう思いながら寝室へ行った









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