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S×強気で恋になる

第66章 慣れと諦め

俺は、状況がわからず
慌てるだけ慌てていた
「え?!は?!純平、大丈夫?」
「っなわけ、・・ねーだろ!!・・・和也、車出して!!」
「いやいや、そっちのがダメだろ。逃げたら俺まで怒られるし、それ勘弁」
「ずりーぞ!!俺ばっか・・俺ばっか怒られてる!」
「・・・純平。あの車何千万すると思ってんだ。あんなボコボコにしたら俺も怒るよ?」

和也にニコニコしながら
そんなことを言われる

そうこうしているうちに真一は
戻ってきた


「純平。お仕置きするから後ろ乗れ」
「!!!!」

チラッと俺を見て
助けて、って顔をする

「・・・真ちゃん。俺の車でエロいことすんな。あとでしろ。」
「あとも無理に決まってんだろ・・・」
「純平ぼそぼそ言うな。・・・まあいい。後でのお楽しみ、だな。」

そう言って、車に乗り込むと
純平が思いっきり嫌な顔をする
それに対して

腹立つなー!!!
お仕置きするぞ!!!


とミラー越しに睨み続けたら
純平が目をそらした

お仕置きしたいけど
触ったら嫌なんだろ?

まあいい
なんでもいいから

今日楽しんでこい


っーかこれじゃあ、恋人というより
親、もしくは兄貴みたいじゃねーか
もうとっくに、こいつは俺の中で身内だったんだな

そう思いながら
外の景色をみた

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