テキストサイズ

S×強気で恋になる

第66章 慣れと諦め

「・・・・和也さ・・・誰かとヤりたいとか思う?」
「んだよ、いきなり。まだ昼間だぞ。・・・そりゃあ、思うよ。欲求だろ。」
「・・・・俺さ・・・」

そう言うと、うん、っと和也が相槌をうつ

「・・・・ヤりたく・・ならねーんだよな・・」
「・・・・・そっか。てゆーか、お前もっと、気持ちいいこと経験した方がいいぞ」
「・・・気持ちよくねーし。変になるだけだろ・・・俺もうきっと一生分のセックスしたんだよ。高校のときから毎日毎日。そーゆーの、もううんざりなんだ。ただ、抱きしめて、手をつないで・・・でも、それだけじゃだめなんだろ?俺わかんねーよ」

突然ペラペラ話出した純平に
動揺する

純平なりに溜め込んでたんだな

そう思いながら、俺は頷いた

「うん。・・・真ちゃんのこと好きか?」
「・・・・好きってなんだよ・・」
「わかんなくなったのか?」
「・・・・・・・」

そう言うと純平が黙り込む

「そっか・・・。まあ、わかんなくなるもんだよ?純平が嫌いじゃないなら、一緒にいろよ。嫌いなら、離れた方がいいかもな。そうじゃないなら」

そこまで言うと、純平が
俯きながらコーヒを飲み割り込んだ

「・・・嫌いじゃなくて、・・・恐ろしくて、・・真一が怖くて・・・真一の手が・・記憶を思い出させて、・・俺怖くなる」

俺の記憶?
純平、何の話してるんだろうか、
俺は、何にも聞いてなかったふん
全然わからなくて
とりあえず純平の言葉に耳を傾けた

ストーリーメニュー

TOPTOPへ