テキストサイズ

S×強気で恋になる

第66章 慣れと諦め

「離そう、な?純平、離せ!!」

俺が純平の腕をもって、引き剥がそうと
力を入れると
純平が後ろに倒れ俺もつられて倒れてしまう。
そして、その勢いそのままに純平が後ろにあった机で頭を強打した




ゴン!!!!




ガチャっと扉があくと同時に
純平の目から涙が溢れ出した


「っ、・・・・いてー!!!・・・!!」
「ごめんごめん、大丈夫か?」

俺は、純平にまたがってる意識もなく
頭に手をあてて大丈夫か?と言っていた


真隣に立った足に気付いて
俺がハッとすると
真ちゃんがめちゃくちゃ怒った顔をしていた


殴られる、と思って俺が身をはがすと
真ちゃんが純平にまたがった


「とんだアホ犬だな。随分楽しそうじゃねーか。ほら、立て純平。大丈夫か?酒くせーぞ」
「んー・・頭うった・・・・わ、真一?」
「どっからどーみても和也じゃねーだろ。馬鹿かお前は」

そう言って真ちゃんがねころがっていた純平の上から離れる、と純平が真ちゃんに抱きついていた


真ちゃん、優しくなった?
っーか、なんか空気も柔らかくなったのか?

いい傾向じゃん

ストーリーメニュー

TOPTOPへ