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S×強気で恋になる

第66章 慣れと諦め

「うわ!!っ、純平?!」
「会いたかったー!!!!・・・どこ行ってたんだよ」

そう言って、俺の匂いを嗅ぎながら
すりすりしてくる純平を
撫で撫でしながら
真ちゃんが俺の方を見た

「・・・どゆこと?俺に抱きつきながら泣いてんだけど。」
「さー・・・母さんと2人っきりになって俺が帰ってきたあたりから、ずーっとご機嫌だったぞ。・・・じゃ、俺お前の部屋で寝るわ。あ、あとその部屋ではヤるなよ?ヤるなら、ゲストルーム行け」
「・・・いや、ここに居てくれ。」

そういいながら、真ちゃんが
純平の髪の毛をかきあげると
純平は目を閉じていた


「普通に考えてさ、抱きしめながら座って寝る?こいつアホだよな。」
「純平、お前に言いたいことある、とか言ってたぞ。お前のこと待ってたのに、どこ行ってたんだよ。」
「制裁を加えに。ほら、俺正義のヒーローだからさ」
「どこがだよ。悪の皇帝だろ。お前、右手まだ抜糸してねーの?」
「そーゆー和也は、したたか王子だろ。抜糸は明日。」

そんなやりとりをしていると
純平が目を覚ました

「・・・いつのまにか・・寝てた・・真一俺の嫌いな匂いするー・・香水付け直してきてー」
「はぁ?!和也香水かして。純平につけてやれ。」

安藤と一緒にいたからか?!
あいつのベット使ったから匂い移ったかな

っーか犬か、お前の嗅覚は!!!
そう思いながら、シュッと俺と純平の間あたりに和也が香水をつけた

「んー・・・真一・・・」
「どーした。変だぞ、ご機嫌すぎるだろ。いいことあったか?」

そう言うと純平は
ニコッと笑った

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