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S×強気で恋になる

第66章 慣れと諦め


ちょっと待て

いい方に考えよう

例えば、純平の母親と友達だったとか
純平の母親にそっくりなだけで
違う、とか

うーん・・・・


そう思っていると、床に座っていた純平が俺の方を見た

「和也、眠い?寝るか?」

・・・純平

「眠くないけど、お前が眠いんだろ。歯磨いて寝ろ。ここで寝るか?」
「ばか!和也、何言ってんだ。俺の部屋で寝るに決まってんだろ!!てめー、あんま馴れ馴れしくすんな。」
「・・・んー・・ここで寝る」

純平がそう言って、ベットによじ登る
と和也が勝ち誇った顔をした

「ほらな。たまにはいいだろ。心配しなくても、なんもしねーよ」
「よくねぇだろ。それは浮気だぞ。俺もここで寝る」
「せまー・・・無理無理、やだ、んっ、ちょ、どこ触って・・!!」
「随分な態度だな。話し合いたいのかと思った。ちげーの?一回イッとく?」
「・・・真一の部屋、・・そこで、寝るから!!」
「だそうだ。ほらな、純平は俺がいいんだ」

「・・・あっそ。はやくどっかいけ」

そう言いながら、純平の腕をもちズルズルと引きずる真ちゃんを見た

何も変わってねーな
相変わらず無理矢理か

絶対あほだろ、あいつら


二人が出て行ってしんとした部屋で
俺はアルバムをしまっていた


親父に聞くか


そう思いながら、部屋を片付け
寝る準備をした


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