S×強気で恋になる
第66章 慣れと諦め
「なんでもって・・・馬鹿か・・。俺は会社に行く。お前も病院に行く。そのあと、夜お前とヤるから、それでいいだろ?な?お願い、お互い社会人だし、な?」
「珍しく大人意見だな。そーするか。俺が帰ったら、飯作って待ってろ。裸にエプロンな。」
「・・・趣味わりーぞ。・・・飯は何がいい?」
そう言うと、キュッと車を止めて
俺の顎を持った
「ちょ、・・・顔近い・・」
「目をそらすなよ。・・・キスしていい?すっげーエロい。」
そう言うと俺からぐちゃぐちゃにしてやろーと
思ってたのに、純平がそのままチュッと口づけをしてきた
「っ・・・フレンチかよ。つまんねーの」
「いいだろ。・・・で、飯は?」
「うーん・・・。ポークピカタ」
「は?ぽー?なにそれ?わかんねーやつ言うなよ!!・・・カレーでいいか?カレーにするぞ」
「激辛な。ほら、早く降りろ。仕事頑張れよ」
「・・・・・・うん。・・・口かせ」
「え?・・・っん、・・」
車を降りかけた純平が、降りずに振り向き
俺のシャツの襟を引っ張って深く口づけられる
っ、・・下手なんだよ・・!!
んなとこで、感じるか
そう思いながら、巧みにシートベルトをとり
純平の腰を捕まえ深く角度を変えて口付ける
「っん・・・ん、・・・ちょ、も、・・仕事頑張れよ///:/」
そう言って降り、扉を閉めると
すぐに真一の車に走りだした
っ、なんだよ
真一が、かっこよく見えた
裸にエプロンだぞ?!
そんな悪趣味野郎だぞ!?
目を覚ませ俺。
深く深呼吸して俺は会社に入った