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S×強気で恋になる

第66章 慣れと諦め



ポークピカタってどーやって作るんだよ!!
カレーとは言ったものの
なんとなく、違うものが食べたくて
検索しながらデパ地下を歩いていた

っーか、惣菜うまそーだな
こっちの肉買ったら早くねーか?


そもそも、真一が俺の家に来るまで
惣菜とカップ麺、冷凍食品、たまに米を炊くくらいで
とくになんもしてなかったし
今結構贅沢なもん食ってるよな

煮込みハンバーグとか
春巻きー、・・餃子ー・・タンドリーチキン・・


惣菜見ても案浮かばねーもんだな


あーもーどーすんだよ!!


激辛カレーなんか食えねーし


めんどくさ・・・


なんか急にめんどくなったな
惣菜でいっか


レトルトカレーうまいしな。



辛さ20倍買ってやるか
俺は甘口でいいし、


ケーキ買おうかなー
デパートのお菓子コーナー
来たの久しぶりだしな

真一が出かけさせてくれねーし
帰りも寄り道したら怒るし

だけど、晩飯俺が作れば
遊びに行けるってことだよな?
なんか、楽しくなってきた


そう思いながら、大好きなタルトケーキとミルフィーユを3つ買い、そのあと俺が好きな甘いクロワッサンを200g買った

やべ、このショコラパン
焼きたてじゃん


食おっかなー
買い物ついでだし、いいよな



テンションが上がりすぎて
無駄遣いをしながら
俺は焼きたてパンを購入し
知らない女にもらった
コーヒーを片手にベンチに座った


うまっ、・・・こんは新商品知らなかった
っーか、コーヒーもらっちゃった


あー18時半かー
あいつ、19時半くらいに帰ってくるか?


っーか・・・いつまでいるんだろ
一緒に住む 抵抗は少なくなったけど、
俺、あいつの家行ったことねーし

上の部屋に俺も行ってみてぇ


あ?
着信?


げっ!!!!

俺は振動している携帯を見て仰天した

ー 岡崎真一



バカバカバカ!タイミング悪いって


てゆーか、俺早く帰らねーとやばいんだった


ー裸にエプロンな


そう言われてたことを思い出し
急に冷や汗をかく

やべ、まじで早く帰ろ


そう思いながら、携帯をそのまま応答ではなく拒否にして鞄にしまう

と、誰かに後ろから肩を叩かれた


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