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S×強気で恋になる

第67章 岡崎と藤間と片瀬と犬(オレ)


血の気が引くのを感じながら
恐る恐る振り返る

とそこには、完全にキレ顔の岡崎が立っていた


「・・・・・電話でないんだ」
「や、・・ちが、・・帰ろうと思って・・」
「晩飯前に美味そうなパンだな」
「え、あ、・・・いや、・・あー・・食べる?・・・・あーいらない、よね・・」
「買い物は?俺にはレトルトカレーしか見えねーんだけど。」
「・・・帰ろう、かな・・ケーキ・・あるけど、いらない、かな?」
「ふざけんな!!!!!お前おつかいもできねーのか!!お小遣いあげて、お出かけさせたら全く違うもんばっかり買ってきた餓鬼と一緒だろーが!!!」
「俺の金だろ!?俺はお小遣いなんかもらってねーよ!」
「通帳も取り上げるぞ。お前に手渡しお小遣いにするか?あ?!」
「!!!なんの権利があって!!結婚してるわけでもねーのに変だろ」
「・・・・あっそ。帰るぞ、俺は」

そう言って立ち去ると、純平が後で騒ぐ

「・・待って・・っーか、ついでに乗せろよ!」
「・・・・・」

お前お小遣い制にしてーよ
幸せそーに、むしゃむしゃパン食いやがって

鞄は置き引きされ放題だし
周りの目はねっとりしてるし

そーゆーのに気付け!ってんの。

そんなんで駅までつけられたらどーすんだよ・・・


色気だしながらパン食うな






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