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S×強気で恋になる

第67章 岡崎と藤間と片瀬と犬(オレ)

そう思いながらスタスタ歩くと、純平に背中を叩かれる

「おい、無視すんなよ!!んなに怒らなくてもいいだろ!?」
「黙れ。いつから対等だ。犬の分際で、俺様に触るな。反省しろよ、悪いのはどっちだ」
「・・・・・んだよ、それ・・」

そう言ってとぼとぼ歩くと
真一に買い物袋を奪われる


レトルトじゃねーか
喧嘩売ってるよな、こいつ

こんなもん食えるか
俺は温室育ちだぞ

レトルトカレーなんか食わせるな


・・・うまいもん食いに連れてくか



どーせパンで腹いっぱいなんだろーけど

そう思いながら、チラッと純平をみると
かなり不満そうな顔をして
反抗的な態度で歩いていた

食いカスついてんだよ、無邪気か


「純平、態度悪い。不満そうに歩くな」
「うるせーよ!先生か?!親か?!・・・ケーキ買ったのに」
「お仕置きだな。裸でエプロンの夢壊しやがって。ほら、車のれ。」
「・・・・・すぐ怒んなよ・・」
「心配してるだけだろ。バカと話すと疲れるな。」
「餓鬼扱いすんな。」


そう言いながらも、前は嫌がってたのに
ちゃんと俺の車の助手席に乗る純平を見る

可愛いな


俺の横
助手席

そこが当たり前になってきただろ?
居心地いいだろ?
落ち着くだろ?


ったく・・・俺から離れんなよ
手がかかる子ほど可愛いっていうけど、






全然可愛くねーから

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