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S×強気で恋になる

第23章 テキーラ 夏目と部長の奇襲

ザワザワープルルー
「はい。Aカンパニーです、はい、お世話になっております。・・・ーー」

俺はまだ午前中だというのに、気持ちは一日の終わりぐらいの疲労感に襲われていた。
朝から無茶苦茶されたー

カタカタカタカター
隣でブラインドタッチで楽々に資料を作成する音に嫌気がさす。

俺はというと、

カチッ、カチッ、カチッ
この不器用で使えない左手一本で資料を作っている
まじで、疲れる

マウスなんかさばけねーし、ついてねーよ、最近

ズキッー、、、ケツいてぇー・・・
ちらっと部長を見る

いいなー円座。貸してくんねーかな。
そんな俺の視線に部長が立ち上がってこちらに向かってくる
やっやべ、仕事しなきゃーー

「横山君。体調でも悪いのか?浮かない顔して、ちょっと来なさい。」
「どんまい」
と、口パクで俺の向かいの夏目に言われる
ほんと・・・散々だ、俺

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